じそんしん
自尊心。
子どもに持って欲しいもの、育ててあげたいもの。
自尊心。
自立して自分で生きていく力、たくましい心、打ち込める何か。
たくさんあるけど、大切なもの。
お母さんは、がんばるよ。
歴史のまなびかた
聴講にいっている大学の先生の授業で、歴史の学び方を聞いた。
その先生は、歴史は昔のことを学ぶのではなくて、自分の興味のあること、知りたいこと、などなど、そのこと見つけて学ぶことから歴史が始まるのですと、言っていた。
たとえば、フルートはなぜ木管楽器なのか。
なぜ?どうして?と思ったときに、調べるとそこでフルートの歴史が学べる。
そのままにしていたら、ただのものを知らない人のままです、と言っていた。
私は、ものを知らないまま、現在に至っているので、これはおもしろいことを聞いたなぁと思った。
娘は、思春期真っ只中。
そして、徐々に自分はどうやら「普通」(多数派と呼ばれる人たち)ではないな、と感じ始めているみたい。
私は「普通」の子どもに育てたいと思っていたお母さんだったので、ずいぶんと「普通」じゃない娘に厳しく、つらく当たってしまっていた。(ものをしらないお母さんでごめん)
「普通」ってなにかな。
「普通」じゃないとだめなのかな。
私なりに思ったこと。
「娘」をもっと知りたい、そうして、アスペルガーとよばれる娘のことを理解し、共感し、受容し、楽しんで、娘のこれからの新しい歴史を希望をもって見守っていきたい。
少数派でいいやん
中1の娘は、いわゆる「普通」といわれる女子ではない。
圧倒的、少数派、「変わった子」というジャンル?に入る女の子だ。
だから、友達ができにくい。幸い、小学校では、良い友達に恵まれて、仲良しの女の子たちが何人もいた。
いま、そのこたちと別れて私立中学に入学した。
早くもクラスで孤立して、お弁当もひとりで食べてるみたい。
ええねん、ひとりでいられる力も大切やねん。
誰かとつるんでないと不安だと思うほうがしんどいと思う。
一人でいるのは寂しいかもしれないけど、友達はいいものだと思うけど、無理することはない。
まいにち
2人の女の子のお母さんで、学者の妻で、大阪の郊外に住んでいて、子ども限定の傾聴のボランティアグループに参加していて、日曜日はときどき教会にいって‥‥
平日は、大学の講義を3コマ聞きに行って、ジムっぽいところに行って、友達とランチに行ったり、近くを歩きながらおしゃべりして。
友達は多くなくて、というか、集団が苦手で、一緒にいて疲れない人が少なくて、それは私がひとりのほうが好きだからで‥‥
慢性疾患を抱えていて、外見的に見える病気だから、外に出ることや人に会うことが面倒になる。
そんなときは、家にひきこもることもできる。主婦だから。
こんなまいにち、結構気に入っている。
働きたいなぁ、外に出たいなぁ、なんて思うこともある。
でも、慢性疾患がでても家にいることできないし?
だいいち、子どもがお母さんが家にいて欲しいと言ってくれているうちは、家にいようかな。
ニュートラルな生き方をめざそう、何ものにもなれる、やわらかい人でいよう。
そして、アスペを抱えている娘を、自分は大丈夫、自分はオッケーと思える人に育てて、自分の道を歩いていけるように支援しよう。
そして、早く子離れしよう。
そうして、老後は一人で、また、少ないけど大事な友達と楽しく遊ぶ。
夫?夫はたぶん、大好きな学問があるから、一人で遊ぶ(勉強)するだろうな。
でも、ときどきは一緒にごはん食べにいこうね、お父さん。
聴覚過敏って?
発達の検査をして、娘には聴覚過敏があるとわかった。
今日、映画を見に行った。
娘は予告編を見るのは嫌、本編が始まるまで外にいるという。
私はそれを理解できずにめんどくさい子供だなぁと思っていた。
だって、一緒に映画館に入らずに後から一人で入ると言いはってきかないから。
でも、今日はいらいらせずに娘のやりたいようにほうっておくことができた。
なぜなら、娘が予告編を見ることができないのは、以前予告編で大きな爆発音がするシーンを見たからだと分かったから。
娘のことを理解できると、ずいぶん楽になる。
そうしていとおしいなぁ、かわいいなぁとまで思えてしまう。
本人は、大変だろうけどね。
聴覚過敏って、どんな感覚なんだろう。
中学校入学式
私立の中高一貫校なので、午前中は高校、午後から中学の入学式だった。
娘は朝からテンションあがりっぱなし、学校に着いたらクラス分けの張り出した紙を見つけて突進し、混雑した下足室ではぐれてしまった。
興味のあるもの(今日の場合は、クラス分けの紙)をみつけると、すべて忘れて突進。
周りが見えなくなるのね〜。
小さい頃は、迷子になってばかりでくたくたになったけど、もう中学生だし、「ま、いいか、学校内にはいるだろう」と思っていたら、突然後ろから、「お母さん!」と声をかけられた。
びっくりした、忍者か、あんたは。
私も今日から、自宅近くの大学に講義の聴講に行くことにした。
出欠は、メールに今日の講義のレポートを書いて先生に送信する。
私の頃は、名刺サイズの出欠カードだった。たしか5〜6色あったような気がする。
カードの色を全部集めて名前を書いておいて、サボる日はその日の色のカードを友達にだしてもらったり。
久しぶりの大学は楽しかった、半年間、楽しい時間を過ごせそうで、わくわくしている。
今日は、私も入学式。
明日は入学式
今日は地元の中学の入学式。
娘は私立に行くので、明日だ。
娘は勉強をするとき、いつもマンガを読みながら漢字を書いたり、問題を解いたりしていた。
そのたびに私はマンガをやめなさい、と注意をした。
(なんど言っても聞かないんだけど)
あるとき、発達の専門家の先生にその話をした。
そうしたら、娘にはそのほうが勉強の能率があがるので、やめさせなくて良いです、と言われた。
私はびっくりした。
脳が同時に処理できる構造になっているらしい。
でも、それはマンガと勉強などのように、まったく別の作業でのことで、たとえば、黒板を板書しながら、授業を聞く、などの同時作業はできないらしい。
どうなってんの?アスペって。
そういえば、テレビを見ながら、DSしながら、おしゃべり、なんてこと、よくしている。
へんだ、へんだけど、おもしろい、うちの娘。